「IT業界に就職したけどついていけない。」
「しんどいから辞めたいけど早すぎるかな。もう何年か頑張った方がいいの?」
こんばんは、HRです。新卒からIT業界へ就職して、SIerから社内SEへの転職も経験しつつ15年以上エンジニアとして働いてきました。
本記事の内容はこちら。
- システムエンジニアをやめた実例
- システムエンジニアが合わない人は確実にいる
- 合わないと思ったら早めにやめた方がいい
これまでたくさんの辞めていく人を見てきました。
結論は「IT関連本を読めない人は向かない」と「早めに辞めた方がお互いのため」です。
新卒社員と上司のどちらの視点からもお話できることがありますので、お役に立てていただければと。
それではご覧ください。
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システムエンジニアを早くにやめた例3つ
エンジニアを辞めた人の理由はほんとにいろいろです。
そもそもIT業界に向いていなかった、外資系IT起業に転職、フリーランスのエンジニアになった、などの例を実際に見てきました。
なかでも本記事ではIT業界に向いていなくて早くに退職した例を紹介します。
自分で向いていないと話していた人もいれば、「この人は向いていない」とぼくが感じた人もいました。
例①:新卒1年でやめた女性
1人目はこちら。
- 新卒1年目で退職
- 女性
- 大卒で就職
- 学部はITとは無関係でIT未経験
SIer時代にプロジェクトリーダーを務めていたころ、新卒の女の子がぼくのチームメンバーに入りました。
でも1年後には「地元に帰ってお店をやりたい」と退職することに。
話しかけても反応が少なく、ITスキルへの興味もそれほどないように感じました。
リーダーとしてどう接すればいいか、エンジニアとしてどう育てていくかをかなり悩みましたね。
2年目にやめた同期
2人目はこちら。
- 新卒2年目で退職
- 同期の男性
- IT未経験
新卒で一緒に入社した同期で、新人研修時代から配属後の部署や仕事まで同じでした。
そして2年後に「実家の事業を継ぐ」と退職していきます。
仕事でプログラミングをやっていても「ぜんぜん分からん。」とグチっていたことを覚えています。
退職後に飲む機会があり話を聴くと、実家の事業を大きくできるよう頑張っているようでした。
1年目でやめた中途社員
3人目はこちら。
- 入社2年目で退職
- 中途採用の男性
- IT経験は浅い
20代後半で中途採用で入社してきました。
前職はIT業界でしたが、定型作業だけしかしておらずシステム開発の経験は0。
プログラミングやテスト、マニュアル作成にも苦労していました。
とにかくロジカルな説明が苦手な印象でしたね。
結局、1年でやめて別業界に進んでいきました。
システムエンジニアに合わない人とは?
こちらの2つ。
- ITに興味がない
- ロジカルな考えができない
正直、プログラミングの得意不得意は二の次です。
上の2つに当てはまる人は根本的にシステムエンジニアに向いていません。
それぞれ詳しく説明します。
ITに興味をもてない
単純にITスキルが身につかないからです。
興味が無いことってなかなか頭に入りません。
そして頭に入らないとますます勉強する気にならないものです。
ITが好きな人、興味がある人は気になるとすぐに自分で調べて身につけます。
勝手に勉強しているんですよね。
IT業界の技術はどんどん新しくなります。
進化のスピードが他の業界とは全然ちがうので、IT知識を取り込めない人はすぐに付いていけなくなります。
ロジカルな考えが苦手
システムエンジニアの仕事はすべてロジックで進んでいくからです。
プログラミングでは論理的にアルゴリズムを考えます。
設計書は論理的に機能を組み立てていきます。
レビューやお客さんへの説明では、話を論理的にまとめて進めます。
とくに自分の考えをロジカルに説明できないと、どの役割でも仕事がすすみません。
ぼくが「この人はIT業界に向いていないな」と感じた人は、共通してこのロジカルな説明が苦手でした。
合わないなら辞めるのは早い方がよい
どんな会社でも3年は頑張ってみる、と考えるのは間違いです。
理由はあなた自身と上司どちらもお互いのためにならないから。
新卒採用でも転職でも働く上で大切なのはマッチングです。
もちろん多少イヤなことがあったからといってすぐ辞めていては仕事は続きません。
踏んばりどころで頑張ってスキルと経験を身につけることも大切ですよね。
ただ根本的にIT業界に向いていない、ITに興味もないのに頑張ってもただ苦しいだけです。
ITの勉強は一生続く
この先ずっと興味がないIT分野の勉強を続けていけますか?
IT業界は技術進歩のスピードがとてつもなく早いです。
数年前の技術がもう古くなっていることもめずらしくありません。
システムエンジニアの仕事を続けるなら、ITの勉強を一生続けていかなくてはいけません。
ITの勉強をして、仕事で使ってみて、それでも少しも面白いと思えないなら見切りをつけましょう。
早めに別の道を
別の道を判断するなら早い方がおススメです。
転職するにしても勉強しなおすにしても若い方が、選択肢が多いのは間違いありません。
たとえば3番目の例にあげた中途採用の方。
エンジニアには向いていませんでしたが、癒し系のオーラをもっていて高齢者には好かれそうな方でした。
介護職あたりに向いているんじゃないかと勝手に思っています。
こちらの記事で理由を解説しているように、逆にエンジニアの転職でも同じく若い方が有利です。
ITエンジニア目線での内容ですが、他業界への転職でも共通する部分はありますのでよろしければご覧ください。
上司もつらい
ITスキルに全然興味がないとエンジニアの仕事を教える方もなかなかツライんです。
理由はこちら。
- IT技術を教えても反応がない
- 何がわからないかわからない
ITに少しでも興味があれば、「このスキルを使うのはなぜですか?」「この場合はどんなツールを使えばいいですか?」と反応してくれます。
一方で全然ITに興味がないと、教えても「はい。」だけでおわり。
スキルに興味がないとなかなか成果にもつながりません。
部下の教育は上司の大きな仕事の一つ。
成果が出ないと教える方にもプレッシャーがかかります。
IT関連本を読みたくないなら動いてみる
「IT関連本をひらくのもイヤだ」レベルでITに興味がないなら、ムリにエンジニアを続ける必要はありません。
転職エージェントのアドバイザーに相談すれば、IT業界以外であなたに向いている求人を紹介してもらえます。
こちらに転職できる転職エージェントをまとめています。
どれを使ったらいいか分からないなら、とりあえずこちらに登録してアドバイザーに相談しましょう。
- リクルートエージェント/転職支援実績No.1
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まとめ:続かない仕事はやめよう
続けられない仕事を無意味にガマンしても、スキルも身につかないし給料も上がりません。
あくまで仕事は人生の一部。人生のすべてをささげる必要はありません。
仕事は働いている限りこの先何十年でも続けていくことになります。
あなたの働き方にマッチする仕事をみつけましょう。
それでは。