エンジニアにおススメする資格試験の勉強方法を紹介『実践済み』
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「IT関係の資格を取りたいけど仕事が忙しくて勉強できない。

「みんなどうやって勉強してるんだろう。おススメの勉強方法があれば知りたい。

本記事ではこんな疑問にお答えします。

 

15年以上IT業界で働いているHRです。

エンジニアとして忙しく働きながらもIPAのシステムアーキテクト試験に合格しました。

 

本記事の内容はこちらです。

  • 忙しいエンジニアにおすすめの勉強方法
  • IT資格試験に合格するためのコツ

 

仕事をしながら資格試験に合格するには、時間を効率的に使うことが大切です。

またキーボード中心のエンジニアにとっては、手書きでの記述式といった資格試験の特徴に合わせた勉強方法も重要。

実際にぼくが実践した方法を交えながら解説します。

それではご覧ください。

 

エンジニアにおすすめの勉強方法

エンジニアにおススメする資格試験の勉強方法を紹介『実践済み』2

 

こちらの3つです。

  1. テキスト本を買う
  2. 毎日少しずつ勉強する
  3. 寝る前の30分を使う

 

上記は実際にぼくがシステムアーキテクト試験に合格した時の勉強法です。

正直にいってどれも特別なことではありません。

基本的なことの組み合わせです。

 

どの方法もちゃんと理由をもって選びました。

 

① 資格のテキスト本を買う

まずは受験する資格を解説したテキスト本を買いましょう。

理由はこちらの2つです。

  • 資格の知識全体を体系的に学べる
  • 試験以外の情報がないため集中できる

 

Webサイトだとピンポイントの知識を得るにはいいのですが、資格に必要な知識全体を体系的に得るには向いていません。

またタブレットやスマホだとサイトやSNS、ネット広告など他に気が散ってしまいます。

 

なおIPA試験ならこちらの”情報処理教科書”シリーズがおすすめです。

試験対策やIT用語の解説、過去問までそろっていて他のテキストは必要ありません。

 

② 毎日少しずつ勉強する

「平日は忙しいから週末にまとめて勉強しよう。」という勉強方法はおススメできません。

週末に3時間やるより毎日30分ずつ勉強しましょう。

 

人は一度憶えただけではすぐに忘れてしまいます。

忘却曲線という言葉を聞いたことはありませんか?

人は1日たつと覚えた内容の70%を忘れてしまうといわれています。

 

毎日少しずつ勉強すれば過去の内容が出てきて復習になるし、新しい内容は予習になります。

この復習と予習のサイクルを何度もくり返して記憶に定着させます。

 

③ 寝る前の30分が有効

資格の勉強をする時間帯は寝る前の30分がおススメです。

理由はこちらの2つ。

  • 睡眠中に記憶が整理される
  • 睡眠の質が上がる

 

睡眠中に記憶が整理されるのはわりと有名な話です。

徹夜して一気に憶えるよりも、短い時間で勉強してサッと寝る方が長期的に見ると記憶に残ります。

 

また、寝る前にスマホやPCなどブルーライトを目に浴びると眠りの質が落ちてしまいます。

寝る前の30分を本での勉強にあてれば、スマホやPCを見て睡眠の質が落ちることもありません。

寝る前に勉強するためにも、Web情報じゃなくPCやスマホを使わないテキスト本がおススメです。

 

 

IT資格試験に合格するコツ

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ほかの試験と同じように、IT資格試験にも合格するためのコツがあります。

ここでは、ぼくがIPAの高度試験に合格したときに意識したコツを紹介します。

 

試験用に勉強は必要

「エンジニアは日常の仕事でIT知識を使っているから勉強しなくても大丈夫でしょ。」

たまにこう言われますが、ハッキリいって間違いです。

日々の業務だけではIT資格試験に合格できません。

 

エンジニアの業務でふれるIT知識はとても限定的なもの。

いまの仕事に関係する技術しかふれる機会がありません。

一方で、IT資格試験では広くIT知識全般を問われます。

 

IT基礎知識でも忘れている知識も多く、現役エンジニアでもあ

らためて勉強しなおす必要があります。

 

勉強は過去問中心に

いきなりIT知識の解説を読み込むより、過去問を中心に勉強した方が効率的に進められます。

IT資格試験ではIT知識全般を問われるとはいえ、全てのIT知識を覚えるのは不可能です。

 

資格の解説本にはだいたい過去問がついています。

そして試験にも出題パターンがあるもの。

「まず過去問を解く ⇒ テキストの解説ページを見て理解する」をくり返して、ムダなく知識を憶えていきましょう。

 

高度試験では手書きの練習も必要

システムアーキテクトなど、IPAの高度試験では記述式・論文の科目があります。

とくに論文では回答用紙に手書きで3000文字程度書かなくてはいけません。

いつもキーボードばかりのエンジニアは、まずこれだけの量を手書きで書けません。

 

そこで、まずは過去問の模範解答を写経することをおススメします。

内容を考えずに、ただひたすら書き写してください。

長文の手書きに慣れることが目的です。

ぼくは、はじめ書き写すだけで1時間以上かかりました。

 

答えを書き写すと規定文字を書くのに自分がどれだけ時間がかかるか分かるので、時間配分の目安が分かってきます。

手書きに慣れてきたら、解答の時間配分や解答文の構成など次のステップに進みましょう。

 

試験構成と時間配分を考える

論文試験や記述試験で大切なのは、いきなり解答をはじめないこと。

記述式試験は4つの題材から2つを選んで解答します。

はじめの5分で設問を選び、残りの時間で各設問を解いていくようにしましょう。

 

論文試験も同じです。

  1. 最初の5分は基本情報の記入とテーマ選び
  2. 25分で解答の構成を考える
  3. 最後の10分は見直し
  4. 残りの時間で論文を書く

 

とくに2.の構成を考えるフェーズが大切です。

手書きだとパソコンと違って文章のコピーペーストや入れ替えができません。

思ったより内容が足りなかったり、章の流れがおかしかったりすると致命的です。

消しゴムで消すのも大変ですし時間も足りませんよ。

 

仕事と同じように下準備に時間をかけて、手戻りなく書き進められるようにしてください。

 

資格を取る目的は?

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エンジニアが資格をとる目的はこちらの2つです。

  1. 知識を維持するため
  2. 転職を有利にするため

 

ITエンジニアの業務で、資格が直接役に立つことはそれほど多くありません。

仕事で特定の製品を使う場合は別です。

たとえばExchange Serverを構築する仕事をするなら、MicrosoftのExchange Server資格を取ればとても役に立ちます。

 

基本情報技術者試験をもっているから、毎日の業務レベルやシステム開発力がすぐに上がることはありません。

 

 

① 知識を維持できる

資格の勉強をすることでIT知識の復習やアップデートができます。

くり返しになりますが、エンジニアでも日々の業務ではIT基礎知識を意識することはあまりありません。

たとえばビット計算やコンピュータの仕組み、ネットワークプロトコルなどのIT基礎知識は、システム開発の現場では使わないことの方が多いです。

また資格試験では最新のIT技術も出題されるのでトレンドな知識も学べます。

2023年現在でいえば、AIやコンピュータウイルス攻撃などでしょうか。

 

転職には有利

転職のときはIT資格を持っているとスキルの証明になります。

まず資格欄に書けますからね。

口だけで説明するより客観的な証明になります。

 

ただし多く資格を持っていればいいわけではなく、資格を業務に活かせることが前提。

とくに転職先の業務にダイレクトに活かせるような資格なら大きな強みになります。

 

なお、システムアーキテクトは社内SEにおすすめの資格です。

情報システムの導入や自社の業務システムを幅広く理解するために、システムアーキテクトの幅広いIT知識は役立ちますよ。

 

 

 

まとめ:資格はうまく使う

エンジニアにとっては資格をとることは目的ではありません。

転職を有利にする、知識を維持する、技術の証明に使う、など目的のための手段が資格です。

たまに資格をひたすら取っている人がいますが本末転倒です。

ただの資格コレクターにならないようにしましょう。

資格をうまく活かして理想の働き方ができる環境を手に入れてください。

それでは。

 

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