「仕事がしんどい。会社をやめたいけど決められない。」
「家族もいるしなかなか決められない。」
ぼくは36歳でSIerから社内SEへ転職しました。
結婚して子供もいたので、転職をするときにはとても悩んだ覚えがあります。
本記事の内容です。
- 仕事をやめるか迷う:これから10年間同じことを続けられるか
- 仕事をやめるか迷う:奥さんに話をきく
仕事をやめるか迷っているなら、これから10年間同じ会社でいまと同じことを続けられるかを考えれば決断できます。
同じエンジニアでも会社や業界が変われば働く環境は大きく変わりますから。
また結婚して家庭のあるエンジニアなら、素の自分を見てくれるパートナーから話を聴きましょう。
それではご覧ください。
タップできる目次
10年後までこのまま働けるか?
これから10年あなたが働く姿を想像してみてください。
「この先ずっとこの会社でこの仕事をするのか。。とてもムリだ。」
と思うなら会社をやめましょう。
ITの勉強をしながらシステム開発するエンジニアは大変な仕事。
たとえ向いている仕事だとしてもイヤになることはしょっちゅうです。
でも10年後までいまの環境にいたくないと思うのなら、このさき仕事を続けられる環境ではありません。
理想の働き方ができるようになるか
いまの職場で問題が解決する見込みはありますか?
仕事が続けられない理由って一つだけではありませんよね。
残業が多すぎる、技術についていけない、人間関係、他にやりたいことがある、など。
これから残業が減る可能性はあるのか。
部署異動や定年退職などで人間関係がよくなる見込みはあるか。
ガマンして働き続けても10年後には身体をこわしていませんか?
年齢が上がると転職も難しくなって動けなくなってしまいます。
なので今のうちに理想の働き方ができるようになるかをイメージしてください。
IT技術はどんどん進歩する
「IT技術についていけない、ついていくための勉強もできない。」
といま思っているなら10年後はもっとムリです。
IT業界は技術の進歩スピードがメチャクチャ速い業界。
これから10年間で新しい技術がどんどんでてきて、10年後には全然ちがうスキルが求められます。
年齢が上がると憶える力や体力も落ちてくるので、新しいスキルを吸収するのがしんどくなりますよ。
やっぱりシステムエンジニアに向いていない人は一定の確率でいます。
向いていないのなら判断は早い方がいいのは間違いありません。
パートナーからどう見えているか
あなたが結婚しているならまずは奥さんを頼ってみましょう。
結婚していなければ友人や彼女などでもいいです。
判断するポイントは素のあなたを見てくれていること。
奥さんは一番身近で長い時間、素のあなたを見てくれています。
オフモードのあなたを見てくれる
家の外で会う人、たとえば会社の同僚などではあなたの本心にはなかなか気づけません。
外出しているとき、特に仕事だとあなたの気が張っているからです。
家の中ならあなたの素の状態が出ていますよね。
奥さんなら、外向けに作っていないあなたの状態を客観的に見てくれます。
パートナーは一番身近にあなたを見ている
家族は朝、夜、休日と一緒に生活しているので、ちょっとしたことでも「何かおかしい」と感じてくれます。
たとえば「会社にいくのイヤだな。ダルい。。」くらいは誰でも思うもの。
そうではない”本当にマズい状態”になったら自分では気付けません。
覇気がなく目が死んでいるような状態ですね。
大丈夫な時は、忙しくても活力があってイキイキしています。
奥さんなら自分では気付きにくい小さな変化にも気付いてくれます。
転職は家族にも影響する
結婚している多くのエンジニアが転職に迷う理由の一つが家庭への影響です。
仕事をやめるのは家族にも大きく影響するので、大して理由のない転職なら簡単にOKしてくれません。
家庭に影響があると分かっていても辞めた方が良いと言ってくれるようなら、あなたの状態が限界になっているということ。
家族への影響が大きいからこそ、仕事をやめるか迷っているなら奥さんに真っ先に相談してみましょう。
同じことを繰り返さないために
仕事をやめるか迷っているときはいろんな感情がまざりますよね。
たとえば上司や同僚の目、世間の評判、身内の意見といった、自分以外のこと気にしてしまいがち。
でもあなた自身の人生の方が大切です。
仕事をやめること以上に考えるべきは、やめた後に「長く働ける会社をみつける」ことです。
転職のポイントはマッチング
仕事をやめたくなるのは、いまの環境があなたの働く目的に合っていないからです。
家庭を優先したいのに残業が多すぎて家に帰れないとストレスがたまります。
逆にバリバリ働いてスキルを身につけたい人は、残業が多くても全然気になりません。
「あなたは仕事になにを求めるか」
自分の中でハッキリ持っていないと、せっかく転職してもまた同じことの繰り返しです。
ぼくの例:残業を減らしたい
ほくの場合は残業が多すぎてしんどいことがストレスでした。
IT自体は好きでスキルに興味はあります。
ただ残業を減らせてストレスの少ない環境に変えたかったんです。
そこで36歳のときに決断しSIerから社内SEへ転職しました。
環境をかえられた結果、いまでは月に10時間も残業していません。
ただし社内SEだからといって必ず残業が減るわけではないです。
また同じことにならないようIT専門の転職エージェントでアドバイザーに相談して慎重に決めました。
まとめ:立ち止まるのも勇気
退職や転職で1、2年を使ってしまうと、働く時間をムダにするような気になってしまいます。
でも働くのはまだまだ何十年と続くもの。
この先、安心して働ける環境をつくるには必要な事と考えましょう。
ぼくは残業を少なくして家族と夕食を食べたいと思い環境を変えました。
あなたはどうでしょうか。
それでは。