「一度登録してしまうと途中ではやめにくいのかな?」
エンジニアが転職をするときには、転職エージェントを使うべき理由をこちらの記事で解説しました。
そして、転職エージェントは途中で退会しても問題はありません。
転職エージェントは退会するのは普通によくあることです。
ただしエンジニアが転職エージェントを退会するときには、注意点があることも事実です。
そこで、本記事では転職エージェントを退会しても問題ない理由、退会する際の注意点を解説します。
本記事を読めば、転職エージェント使用への迷いが少なくなります。
それではご覧ください。
タップできる目次
転職エージェントを退会するのは特別なことではない
転職エージェントを退会するのは普通のことです。
なぜなら転職エージェントも他のサービスと同じだからです。
たとえば会員制サイトやECサイトでも退会できるのは当たり前ですよね。
転職エージェント以外の方法で転職先が決まった
他で転職先が決まったなら、転職エージェントを続ける必要はありません。
なにも転職先を探す方法は転職エージェントだけではないのです。
以下の記事で解説しているように、知人の紹介やコネ、他の転職サイトなどいろんな方法で転職先が見つかる可能性があります。
転職先が決まったのに登録したままにしておくと、転職エージェント側からしても無意味な求人紹介を続けることになります。
転職先が決まったなら、速やかに転職エージェントは退会しましょう。
今の企業に残ることにした
一度は転職を考えてエージェントに登録してはみたものの、現在働いている企業に残る選択をすることもあるでしょう。
会社への不満を解消できるよう動いてくれれば、転職する理由はなくなりますよね。
賃金が少ないのであれば昇給を、仕事内容が物足りないのなら活躍できる部署への異動など、いろんな対応が考えられます。
転職する必要がなくなったのなら、転職エージェントへの登録を続ける必要もありません。
転職できない理由ができた
転職活動中に、どうしても転職できない理由が出てくることもあるかもしれません。
転職では賃金ダウンの可能性や働く環境が変わるため、状況によってはリスクが高くなります。
たとえば親の介護が必要になり今の働く環境を変えられない、体調を崩して今の会社の休職制度で休む、などが考えられます。
もちろん親の介護などでは、時間確保のためもっと労働時間が短く休みを取りやすい会社へ転職することもあるでしょう。
理由は人それぞれだとしても、転職する余裕がなくなるシチュエーションは十分考えられます。
転職エージェントをやめる方法は用意されている
上の記事で書いたように、転職エージェントを退会するのは普通のことです。
そもそも登録した転職エージェントで転職先が決まるとも限りません。
そのため転職エージェントには退会方法が用意されています。
たとえば、転職エージェント最大手の「リクルートエージェント」ではキャリアアドバイザーへ申し出ることで退会できます。
退会(キャンセル)をご希望の場合は、担当のキャリアアドバイザーまでお申し出ください。
担当が不明の場合は、下記窓口までご連絡ください。
ぼくは転職活動時には、以下の記事で紹介している3つの転職エージェントに登録しました。
幸いにも3つのうち1つのエージェントで転職先が決まったので、他2つのエージェントは退会しました。
他の方法で転職先が決まった、今は転職を止めた、など転職エージェントが不要になる理由はいくらでもあります。
どの転職エージェントでも退会方法は用意されているため安心してください。
転職エージェント退会時の注意点
ここまで転職エージェントは途中でやめられることを書いてきました。
とはいえ、どんなやめ方をしてもいいというわけでもありません。
転職エージェントも仕事と同じ感覚で
転職エージェントを退会するときには不誠実な対応、契約違反となる行為はしないようにしましょう。
なぜなら、エージェント側もビジネスとしてあなたの転職をサポートしているからです。
仮に登録した転職エージェント経由で企業からすでに内定を貰っているのに、正当な理由もなく「辞めます」となるとエージェント担当者も困ってしまいます。
もしあなたが取引先と契約した仕事をドタキャンされてしまったらどう思いますか?
あなたを含めて、転職エージェントを利用する人は社会人経験者のはずです。
「サービスを利用するお客様」感覚で利用するのではなく、1人の社会人としてビジネス感覚で利用しましょう。
エンジニアが退会すときに注意すべきこと
エンジニアが転職エージェントを退会するときにはさらに注意が必要です。
とくに地方のIT業界はいろんな企業と身近につながりがあり、意外と狭い世界だからです。
仮に一度エージェント経由で決まった内定を正当な理由なしに蹴ってしまうと、もし次に転職するときにその企業からはNGが出されてしまいます。
たとえ他の転職エージェントから申し込んだとしても、一度キャンセルされた情報は求人企業側で残っています。
なお、地方のIT業界はどのような世界なのかは、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
ぼくは採用担当になったことはありませんが、プロジェクトでパートナー企業からメンバーを募集することはよくありました。
募集メンバーの中に過去の仕事で途中で来なくなったり不誠実な対応をされた方の名前を見つけると、確実にNGにしていました。
「仕事だったとしても大丈夫な対応をしているか。」
を意識するようにしましょう。
まとめ:サービスの向こうにも人がいる
転職エージェントはインターネット上のWebサービスなので、相手の顔が見えにくいです。
とはいえ、エージェント担当者、採用する側の企業担当者も一人の人間です。
また、転職エージェントの利用はどうしてもWebサイト閲覧やアプリ、メールでのやり取りが多くなりがちです。
それでもサービスの先には必ず人が動いていることを忘れないようにしてください。
そして社会人として誠実に活動し、転職を成功させてください。
それでは。