転職活動は仕事をやめてから?やめる前?『現役エンジニアの体験』
「転職活動って仕事をやめる前に始めた方が良いの? 仕事をやめてからの方がゆっくり活動できそうだけど。。

「実際にエンジニアで転職した人の話を聞いてみたい。

本記事ではこんな疑問を解決します。
どうもこんにちは。ネロです。

ぼくは前職のSIer在職中に転職活動を進め、社内SEへの転職先が決まってから退職しました。

 

 

仕事をやめる前に転職活動を始める、仕事をやめてから転職活動を始める、それぞれにメリット・デメリットがあります。

それでも、ぼくは仕事をやめる前の転職活動を圧倒的におすすめします。

ぼくは実際に転職活動を行う中で、”仕事をやめてからの活動だと転職を失敗するリスクが高い”と感じました。

 

本記事では、ぼくの経験談をもとに仕事をやめる前の転職活動をすすめる理由を説明します。

本記事を読めば、仕事をやめる前に転職活動を始めた方が良い理由が分かり、転職に失敗するリスクを減らせます。

それではご覧ください。

 

仕事をやめる前の転職活動をすすめる理由

転職活動は仕事を辞めてから?辞める前?『現役エンジニアの体験』2

 

在職中の転職活動をすすめる理由は、「転職先を妥協するリスクが少なくなるため」。

なぜ転職先を妥協してしまうのか、詳しく説明します。

 

転職先を妥協してしまう流れとは?

転職先を妥協するといっても、いきなり”希望と違うけど、もうこの企業でいいや”となるわけではありません。

 

転職活動での書類選考はことごとく落ちまくる

転職活動では、あなたが想像している以上に精神的にこたえます。

それは履歴書や業務経歴書を応募先企業に送っても、ほとんど落ちてしまうからです。

ぼくも、だいたい8~9割は応募段階でお断りされました。

8割は書類選考で落ちると考えてください。

 

ぼくはIT転職エージェントを使って転職活動をすすめました。

 

IT転職エージェントのアプリを使って応募するのですが、しばらくするとお断りメッセージが届く。

この繰り返しが続くと、

「どうせまたダメだろうな。」

と思うようになってきます。

 

もちろん条件が一致しない、先に別の求職者に決まってしまった、などの理由があるのは頭ではわかっています。

でも次々に落ちてしまうとやっぱり気持ち的にはしんどいですよ。

 

定期収入が途絶えることの恐怖

仕事やめてから転職活動をする場合、お金の心配が常につきまといます。

人は多くの貯金があり定期収入がない状態よりも、貯金少なくても少しでも定期収入がある方が精神的に安定するもの。

収入がなく貯金が減っていくだけの生活は、それだけでプレッシャーです。

 

もちろん会社をやめてしばらくは失業保険が入ってくるため、収入を得られるでしょう。

でも失業保険も3カ月で終わってしまう期限付きの制度。

失業保険だけを頼りにしていると、

「収入が途切れるまでに決めないと。。」

と締め切りに追われあせりが出てきます。

 

「決まればどこでも良い」となりかねない

会社をやめてから仕事を探す場合、転職活動が長引くほど妥協する確率が上がります。

なぜなら、書類選考で落ちる、貯金が減りあせる、また書類選考で落ちる、を繰り返す悪循環にハマってしまうためです。

 

たとえば、仕事をしながらの転職活動であれば収入は得られるため、締め切りや貯金が減るあせりは仕事をやめてからの転職活動ほどではありません。

また、転職先が見つからなくても、最悪いまの仕事を続ける選択肢も残っています。

 

でも、会社をやめてしまうと収入もなく会社に残ることも出来ません。

「それくらい自分を追い込んだ方が本気を出せるのでは?」

と思われるかもしれません。

でも、転職活動は自分と企業をじっくり分析して冷静に判断するもの。

追い込まれて出る”火事場のクソ力”に頼って行うものではありません。

 

焦らず判断できる環境を作り、転職先を妥協しないようにしましょう。

 

家庭があるなら仕事をやめてからの転職はNG

家庭を持ち子供もいる方であれば、なおさら仕事をやめる前に転職活動を行いましょう。

ぼくも妻と子供がいるなかで転職活動を行いました。

 

1人暮らしとは出ていくお金が段違い

家庭があると定期収入が途絶える恐怖が倍増します。

というのも、家庭を持っていると家計の支出額が全然ちがいます。

 

たとえば住宅費や食費、車があればローンや維持費、教育費や保険などが代表的。

仕事を変えるからといって、急にやめられるものでもありません。

仮に数百万の貯蓄があったとしても、1~2年で底をつくことになるでしょう。

 

これだけの支出がある状態で収入がなくなるとどうなるか、想像するまでもありません。

 

 

すぐに転職先が決まる補償はない

転職活動が長引くほど、家庭内では落ち着かない状態が続いてしまいます。

家計を支える大黒柱の転職活動は家族にとっても一大事。

言葉には出さなくても家族も気をつかっています。

 

たとえば転職活動中とはいえお父さんが一日中家にいると、小さな子供でも違和感を感じるでしょう。

転職先はいつ決まるかわかりません。

転職活動は長引く可能性を考えて計画してください。

 

仕事をしながら転職活動の注意点

転職活動は仕事を辞めてから?辞める前?『現役エンジニアの体験』3

 

仕事をしながら転職活動をする場合、とくに注意が必要な点はこちら。

  • プロジェクトと退職タイミング
  • 競合他社への情報漏洩

 

どちらも、ぼくが実際に転職活動を行って感じた内容です。

それぞれ詳しく説明します。

 

退職するタイミングとプロジェクト状況は超重要

エンジニアの場合、”会社をやめます”と伝えたからといって、すぐにやめられるわけではありません。

というのもエンジニアの仕事は開発プロジェクト単位で進むことが基本。

重要なプロジェクトメンバーが抜けると開発自体に大きな影響が出てしまいます。

 

ぼくの場合、転職先の決定と新規プロジェクトが立ち上がったタイミングがちょうど重なってしまいました。

上司に退職の意思を伝えた後でも、新規プロジェクトがある程度軌道に乗るまでは会社に残り引継ぎを行うことに。

 

プロジェクトの切れ目に退職を合わせられればベストですが、そう都合よくコントロールできるものでもありません。

転職先が決まってもすぐにはやめられない、と考えておいた方が良いでしょう。

 

競合他社への情報漏洩に注意

転職活動中の面接や選考で、在籍企業の機密情報を転職先企業へペラペラ話してはいけません。

エンジニアの仕事は技術で成り立っています。

取り扱う情報は機密情報のかたまり。

 

たとえば、顧客情報には個人情報も含まれているでしょうし、高度な製品であればその技術自体が極秘情報です。

このような技術情報は企業にとっては死活問題になるため、入社時に極秘情報の取り扱いに関する誓約書を書いているはず。

 

転職活動中とはいえまだ社員であることには変わりません。

たとえ退職後であっても、極秘情報の漏洩は最悪損害賠償へ発展する可能性もあります。

 

2021年には、ソフトバンク元社員による楽天モバイルへ営業秘密の不正持ち出しがニュースになりました。

転職活動中も退職後も技術情報には細心の注意を払いましょう。

 

仕事と転職活動をスムーズに進めるコツ

転職活動は仕事を辞めてから?辞める前?『現役エンジニアの体験』4

 

仕事をやめてから転職活動する場合に比べると、仕事をしながらの転職活動は使える時間が限られます。

ここでは、ぼくがどのような点を意識して転職活動を進めていったのか解説します。

 

とにかく時間を有効に使う

仕事と転職活動を同時に進めるために一番大事なことは「時間の有効活用」。

仕事をしながらの転職活動では、平日に通常の仕事をこなした後や休日の限られた時間で転職活動を進めないといけません。

 

たとえば、ぼくの場合は平日なら夜帰宅してから食事やお風呂を済ませた後、22:00ごろから寝るまでが転職活動に使える時間帯。

翌日の仕事を考えると24:00ごろには寝ておきたいので作業できるのは多くても2時間ほどです。

仕事が遅いときはもっと少なくなります。

 

「通勤時間にも作業すればいいのでは?」

と思われたかもしれません。

でも、ぼくはずっと自転車通勤をしています。

通勤時間にスマホを観たり本やノートを開くことができないため、平日の作業はどうしても夜中になりました。

 

ちなみに自転車通勤はコロナ禍でも満員電車を避けられるし、運動不足解消にもなるためおススメですよ。

 

プロの転職エージェントに手伝ってもらう

ぼくが平日夜だけの作業でも転職活動を続けられるよう頼ったのが、エンジニアの転職エージェント。

転職エージェントなら、転職先の希望条件を担当者に伝えておけば条件に合った求人企業をピックアップしてくれます。

実際に、昼間ぼくが仕事をしている間にエージェント担当者から求人メッセージが届けられ、夜帰宅後に求人内容を確認する日々でした。

 

さらに選考が進み面談になっても、求人企業との調整や各種やり取りもすべてエージェント担当者が行ってくれます。

ぼくは自分にしかできない作業、たとえば経歴書や履歴書の作成、スキルの棚卸などだけに集中でき、仕事が忙しくなっても転職活動が止まることはありませんでした。

 

プロの転職エージェントを上手に活用し、限られた時間での転職活動を成功させましょう。

なおエンジニアが転職エージェントを使うべき理由はこちらの記事で解説していますのでご覧ください。

 

 

平日の昼間に時間を確保する

転職活動では、平日の昼間に時間を確保しないといけないタイミングが必ず出てきます。

なぜなら求人先企業での選考や面談があるためです。

ぼくはプロジェクトのスケジュールを調整しつつ、有給休暇や半休を利用して面談の時間を確保しました。

 

「週末に面談すればいいのでは?」

と思われるかもしれません。

でも転職先企業からすると採用活動も通常業務の一環であり、ほとんどの企業は平日が仕事で土日はお休みです。

 

平日に時間を空けないといけない、ということを頭に入れておいてください。

 

家族の協力も必要

転職活動を始める前に、家族にはきちんと事情を話しておきましょう。

というのも転職活動を始めると仕事以外の作業が増え、家族との時間もある程度犠牲になります。

 

たとえば業務経歴書の作成、転職先の調査、試験勉強など、平日の夜や休日にまとまった時間を取らざるを得ません。

すると必然的にそれまで家族で過ごしていた時間が減ってしまいます。

転職を考えたらまず家族に相談して協力してもらいましょう。

 

こちらの記事では転職を考えたら誰に相談すべきかをまとめていますのでご覧ください。

 

例外:仕事を辞めてから転職活動をした方がよいパターン

転職活動は仕事を辞めてから?辞める前?『現役エンジニアの体験』5

 

ここまで仕事を辞める前に転職活動を進めた方が良い理由を書いてきました。

とはいえ転職先が決まってから今の仕事をやめる、と気長に待っていられない場合もあります。

それはハードな仕事で心身ともに追い詰められているとき。

 

追い詰められるほどハードな環境なら有休もほとんど取れず、転職先企業との面談もできません。

それ以前に今の仕事で身体を壊しては転職活動どころではないですよね。

 

「もう限界!」という時は会社をやめ、一旦落ち着いた時間を過ごすことも大事です。

 

まとめ:仕事と転職活動の両立はしんどい

転職活動はそもそも大変なエネルギーを使います。

仕事もしながら、家庭もある、だと控えめに言ってもかなりの重労働。

あなたが資格試験の勉強をすることを想像してみてください。仕事をしながらだとキツイでしょう。

 

それでも転職先が決まってから仕事をやめることをおすすめします。

転職先が中々決まらず焦って妥協して希望しない企業へ転職しても、また転職することになる悪循環にハマっていきます。

 

ぼくは仕事、家庭、趣味、自治会の役員と転職活動が重なりました。

今思うと自分でも良くできたなと思います。

 

それだけいろんな事が重なってもやり遂げられたのは、転職エージェントに大部分の作業を肩代わりしてもらったためです。

転職活動と何かが重なってもどれかをあきらめる必要はありませんよ。

あなたが仕事をしながら転職活動をするならプロの力を借りて全部やり切ってください。

それでは。

 

 

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