優秀なエンジニアほど静かに辞めていく事実『5つの理由を解説』
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「尊敬している先輩エンジニアがあっさりやめてしまった。

 

「優秀なエンジニアほど周りが気づかないうちにやめていくって本当なのかな?

本記事ではこんな悩みに答えます。

新卒からエンジニアとして15年以上働いているHRです。

できる先輩や同僚など、たくさんのエンジニアが会社をやめていくのを見てきました。

 

本記事の内容はこちら。

  • 優秀なエンジニアほど静かに辞めていく理由
  • こんなエンジニアがやめたら要注意

 

優秀なエンジニアはやめ方も優秀。上司ともめたり中途半端に仕事を残したりせずに、静かに気づいたら辞めています。

とくにエース級のエンジニアがやめていく部署や会社は要注意。

本記事では優秀なエンジニアほど静かに辞めていく理由を詳しく解説していきます。

どうぞご覧ください。

 

優秀なエンジニアは静かに辞める

優秀なエンジニアほど静かに辞めていく事実『5つの理由を解説』2

 

理由はこちらの5つです。

  1. どこでも通用するスキルがある
  2. 判断が速い
  3. 個人のツテがある
  4. 引き留めに合わないようにする
  5. 社員に相談しない

 

優秀なエンジニアは頭の回転が速く、先を読む能力が高い人が多いです。

だからこそエンジニアとしても優秀で仕事もできるわけです。

 

「会社を辞める」と決めたら、スムーズに目的を達成するために何をすればよいか分かっています。

そして優秀なエンジニアは仕事ができるので転職にも苦労しません。

 

どこでも通用するスキルがある

具体的なスキルはこちら。

  • IT技術の知識を語れる
  • 実績を語れる
  • プロジェクトでの立場、役職を語れる

 

どれも転職で役に立つことばかりです。

実績は職務経歴書にも書けるしIT知識と合わせて面談でも話せますよね。

 

また、役職が付いていたりプロジェクトマネージャなどの立場だったなら、より責任のある仕事を任されていたということ。

上記のようなスキルがある優秀なエンジニアは転職先に困りません。

あとは自分が望む働き方ができる会社を選ぶだけです。

 

見切りと判断が速い

優秀なエンジニアは部署や会社の将来をすばやく判断します。

すばやく判断できるのも、ふだんの仕事からいつも先を見て動いているため。

そして「ダメだ」と感じてからの見切りも速いもの。

転職にむけてすぐに行動をはじめます。

もちろん周りには気づかれないよう静かに進めていきます。

 

個人のツテがある

優秀なエンジニアは、個人のツテから次の仕事が見つかることも少なくありません。

仕事で付き合いがあるお客さん、プライベートの友人など優秀なエンジニアの周りには優秀なエンジニアが集まります。

いろんな人から必要とされています。

こうなると会社に頼る必要がありません。

 

個人単位で必要とされていれば次の働き先もすぐに見つかります。

 

引き留めにあうことを分かっている

優秀なエンジニアが退職を会社に伝えるのは、転職先が固まって退職に向けて状況が整ったタイミング。

優秀なエンジニアは会社で自分の立ち位置が分かっているので、必ず引き留めがある前提で退職の意思を伝えます。

 

具体的にはこちら。

  • 転職先は決めてから
  • プロジェクトの切り替わりなどのタイミング
  • 引き継げる状態に準備済み

 

状況を整えてから会社に伝えることで、たとえ引き留めにあってもスムーズに退職まで動けるようになります。

 

社員に相談しない

退職を考えはじめたころは不安だらけで、誰かに話を聴いてもらいたくなりますよね。

でも優秀なエンジニアは同僚や上司にいきなり退職の相談をするこはありません。

理由は、同僚や上司に相談しても転職にメリットはないと分かっているからです。

上司に相談してもまず引き留めにあうでしょう。

また、同僚に相談すると回りまわって上司に伝わる可能性があります。

 

退職の相談を誰にすべきか?は、こちらの記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

 

 

優秀なエンジニアがやめると・・

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これまでと同じ量の開発案件を続けるなら、残された社員の残業が増えます。

残された社員で回せるだけの案件にしぼるなら、部署の売上が減ります。

どちらにしてもいい状態ではありません。

 

受り上げが減って残業が増える

優秀なエンジニアがやめると数名分の労働力がなくなります。

そうなると、残業を増やして対応するか受ける量を減らすしかありません。

 

残されたメンバーの開発力に応じて仕事を調整するなら、開発案件の規模・数のどちらかが減っていきます。

もし受けてもさばけませんから。

また複数プロジェクトをまとめる人がいないと、そもそも同時並行で開発できません。

 

会社によっては、それでもムリに仕事を受けることもあるでしょう。

するとデスマーチに突入。一人あたりの残業が一気に増えていきます。

 

退職が続くおそれも

退職の連鎖がおきることがあります。

出来るエンジニアがやめてしまうと、「あの優秀な先輩でもやめていいんだ。」と思うエンジニアが出てきます。

 

これだけ必要とされているあの人がやめる。なら自分もやめる。

不満をかかえていた社員にとって最後の後押しになってしまいます。

 

部署の統廃合

開発力が落ちる→売上が減るの悪循環が続くと、部署の維持が厳しくなっていきます。

いまの体制では売り上げが上がらない、売り上げを伸ばそうにも案件をこなせない、となれば会社もそのままにはできません。

他の部署と統合される、または部署が廃止されて社員はバラバラになります。

 

実例:優秀な先輩がやめたあと

ぼくがSIer時代、新卒1年目の体験を紹介します。

 

ある時期に主任クラスの先輩数名がそろって退職していきました。

開発現場を支えていた中堅クラスのエンジニアです。

もちろん仕事が出来る人たちばかりでした。

 

当時は部署の業績が悪い状況が続いていて、先輩たちがやめてしばらくしてから残された部署のメンバーは一斉降格。

当然ながらぼくも給料が下がりました。

管理職がコンプライアンス違反をしていて、社内で処罰を受けるようなヒドイ状況です。

 

先輩たちは内部の状況や部署のこれからが見えていたのでしょう。

 

 

こんなエンジニアがやめたら要注意

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「エース級のエンジニア」がやめると要注意です。

あなたの部署が、現場を支えているエンジニアが見限るような状況の可能性があります。

あまりにヒドイ環境だと、もはや個人の頑張りだけではどうにもできません。

 

エース級のエンジニアとは

あなたの会社にも以下のようなエンジニアはいませんか?

  • システム開発プロジェクトの全体をまわしているエンジニア
  • 部署の主力案件にいつも呼ばれるエンジニア
  • 周りに頼りにされいつも誰かに質問されているエンジニア

 

ITスキルと豊富な開発経験、そしてお客さんとの交渉力も持っています。

どの会社、部署にも必ずそういうエース級エンジニアがいるものです。

 

あなたも準備をすすめよう

優秀なエンジニアが会社をやめる。

それは部署や会社に見切りをつけるほどの理由があった、ということです。

もし出来る先輩がやめていくような状況ならあなたも準備をしておくべきです。

出来るエンジニアの考え方や行動はどんどん真似をしましょう。

 

業務経歴のたな卸し

あなたが持っているスキルと実績の見える化です。

IT業界で働いていると、業務経歴書を書いたことがあるエンジニアも多いのではないでしょうか。

とくに常駐エンジニアは必ず書いているはず。

お客さんへ業務経歴書を渡して、常駐の判断をしてもらいますからね。

 

あらためて業務経歴書をおこして、いまのあなたのスキルと実績をたな卸ししてください。

 

資格をとる

IT資格は客観的に分かりやすいスキル判断基準です。

業務経歴書にも書けますし転職面談でのネタにもなります。

 

なお、IT資格は自分の業務にリンクさせられるとベスト。

こちらの記事で詳しく解説していますので併せてご確認ください。

 

ちなみに、ぼくはSIerから社内SEへ転職しました。

社内SEにおススメの資格はこちらの記事で紹介しています。

 

 

市場価値調査

新卒からずっと同じ会社にいると自分の市場価値がなかなか分かりません。

いまはあなたの市場価値を調べられる便利なサービスが出てきています。

ひとまず今の状況を知っておきたい方にはおススメです。

ITエンジニアの市場価値を調査

 

転職アドバイザー

上で紹介したサービスは簡単に市場価値を知ることができる反面、あくまで機械的な診断なので一般論での回答になりがち。

あなた個人にあったアドバイスが欲しいなら、IT転職エージェントに登録して担当アドバイザーへ相談しましょう。

第三者の視点でアドバイスをもらえば、自分では気付けなかった一面を知るキッカケになります。

 

 

 

まとめ:優秀なエンジニアからやめる

”優秀なエンジニアからやめていく”状況は、ぼくも過去に何度も経験しました。

仕事が出来る人は他の会社でもやっていけます。仕事が出来ない人は会社にしがみつくしかありません。

もちろん全然関係ない事情で辞める人もいるので、”誰がやめたのか”と”なぜやめたのか”が大切です。

できる先輩エンジニアの動きはいつもみておきましょう。

それでは。

 

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