社内SEは残業が減っても休日出勤・夜間作業は増える『現実』
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「社内SEって残業を減らせるの?

「社内SEに転職したいな、と思っているけどやっぱり休日出勤は増えるのかな?」

本記事ではこんな疑問を解決します。
どうもこんにちは。HRです。

ぼくはSIerから社内SEへ転職し、月の残業時間を50時間ほど⇒10時間ほどまで減らせました。

 

でも、休日出勤や夜間作業は減らずにむしろ少し増えています。

社内SEで休日出勤や夜間作業が増えたのは、社内インフラを保守運用していることが原因です。

そこで本記事では、社内SEが休日出勤や夜間作業が増える理由を解説します。

社内SEへ転職したいと考えている方は、仕事のスタイルがあなたにマッチするかイメージしてみましょう。

具体的にイメージできれば転職のミスマッチで失敗することもありません。

 

それではご覧ください。

休日出勤・夜間作業が多い理由

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社内SEが休日や夜間に作業するのは、社内システムを停止する必要があるからです。

ユーザが使っていない時間帯にシステムを止め、メンテナンスや障害対応を行います。

社内インフラは業務の大黒柱

社内システムはユーザが使っている日中に関単に止めるわけにはいきません。

ITシステム化が進んだ現代の企業では、社内システムの停止はイコール業務の停止を意味します。

 

たとえば災害などで停電が発生した場合、

「工場を何日間止めます。」

「本日は数店舗を休業します。」

といったニュースを見たことがありませんか?

それほど社内システムは企業の業務にとって重要な基盤(インフラ)になっているわけです。

 

もちろん停電しても手書きで対応してしのいだ、という話もなくはありません。

ただ作業効率はとても悪く、あくまで緊急時の一時的なものです。

ユーザが使っていない時間に働く

社内システムを日中に止められないのであれば、ユーザが使っていない夜間や休日に停止し作業します。

ただし夜中にもあらかじめ組まれた定期処理があり、夜間ならいつでも作業できるわけではありません。

 

たとえば、毎日のバックアップやメンテナンス処理が夜中から早朝にかけて動いている環境も多いでしょう。

大抵はそういった処理とバッティングしない時間に作業を行います。

業務終了後から作業してそういった処理までに終わる作業規模なら、平日の夜間~夜中で作業します。

終わりそうになければ休日の昼間に作業します。

システムを刷新するような大規模アップデートは、休日+夜間で行います。

個人的な感覚では、業務エンジニアよりインフラエンジニアの方が休日出勤、深夜作業は多い印象です。

 

社内SEは休日・夜間にどんな作業をやっているの?

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社内SEが休日・夜間に行う代表的な作業はこちらです。

  • システムリリース
  • 定期メンテナンス
  • 機器・ソフトウェア入れ替え
  • 夜間処理の立ち合い

 

それぞれ見ていきましょう。

 

システムのリリース

システムリリースとは、本番環境へプログラムを反映させユーザが使える状態にすること。

社内システムを改修して本番環境へリリースするときは、大抵はユーザが利用していない時間帯に行います。

システムが動いている状態でリリースすると、データの不整合など思わぬトラブルが起きる可能性がありますからね。

 

プログラムを修正する理由は、障害対応、機能改善、法令改正対応などさまざま。

修正内容によってはリリース後にサーバ再起動が必要な場合もあるため、サービスを止めても問題ない時間に実施します。

定期メンテナンス

社内システムを動かし続けるためには、定期的にメンテナンスが必要です。

人間が睡眠をとったり運動したり健康を維持するように、サーバ機器も定期的な検査を行います。

たとえば、ビル全体が停電する全館停電はどの企業でも行っているでしょう。

必ず1年に1回はやらなくてはいけません。

建物全体の電源を落とし電気設備の点検を行う間は、サーバも停止するためサービスも使えません。

 

機器・ソフトウェアの入れ替え

サーバやソフトウェアの入れかえも社内SEのお仕事です。

というのも、サーバ機器には保守期限があり、業務使用を続けるなら期限が切れる前に入れ替えなくてはいけません。

ただ最近はクラウド化が進んでいて、機器入れ替えは不要になるケースも増えてきました。

 

また新しいサービスに変更する場合は、ソフトウェアの入れ替えが必要です。

新規でサービス環境を作るにはソフトウェアのアンインストール・インストールが必須です。

サービスを入れ替えている間は、当然ユーザはサービスを利用できません。

夜間処理の立ち合い

システムの入れ替えやメンテナンスといった非日常的な業務だけでなく、日常業務でも夜間作業が発生します。

それは、サーバ負荷が少ない時間帯に動かさなくてはいけない処理の場合です。

 

よくあるのは、夜間でまとめて行われるバッチ処理。

日中に作業されたデータをまとめて処理するようなバッチ処理は、サーバに負荷がかかりやすくユーザ操作が重たくなる可能性があります。

そのため夜間のサーバ負荷が低い時間帯に処理されることが一般的です。

夜間に処理されるバッチ処理のエラーに備えて監視することも社内SEの仕事です。

「せっかく残業は減ったのに」というミスマッチ

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ここまで社内SEは休日・夜間処理が増えやすい理由を書きました。

ここからは、なぜそれを伝えたかったかを書いていきます。

 

SIerなどから社内SEを目指すエンジニアの多くは、激務から解放されたいという思いがあることでしょう。

でも休日・夜間の仕事が多いと知らずに転職すると、「こんなはずじゃなかった。」とやめることになってしまいます。

 

残業が少ない=休日出勤がない、ではない

残業が少ないことと、休日出勤・夜間作業が多いかどうかは別の話です。

というのも休日出勤した場合は、代わりに平日に休みを取るからです。

振休や代休と呼ばれる休み方ですね。

 

また、夜間作業がある日は、出社時間を遅らせることもあります。

休日出勤や夜間作業があっても、平日に休むためトータルでの残業時間はそれほど増えません。

 

休日や夜間に出勤したくない人は要注意

休日出勤や夜間作業が生活スタイルに合わない人もいるでしょう。

いくら残業が少なくても、休日出勤を受け入れられない方にとっては良い環境ではありません。

 

たとえば、

「平日は多少残業してもいいから週末は休みたい。」

「平日は絶対に定時で上がりたい。」

のような人にはマッチしません。

 

せっかく社内SEに転職して残業を減らせても、生活スタイルに合わなくてしんどければ続きません。

転職でミスマッチが起きると、社内SEはとても大変だと感じてしまいます。

まとめ:転職ミスマッチで失敗しないように

本記事で休日出勤や夜間処理のことを書いたのは、社内SEへの転職でミスマッチがおきてほしくないからです。

ミスマッチが起きてしまうと、

「せっかく残業は減っても、思いのほか休日出勤が多くてしんどい。」

と感じてしまい、また転職することになりかねません。

 

 

転職で何を優先し実現したいかを考え、その未来を手に入れましょう。

本記事が転職の成功につながれば幸いです。

それでは。

 

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