ぼくが転職を考えたきっかけは?『社内SEへのキャリアチェンジ』
 当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
「今の仕事がしんどすぎて転職したい。でも逃げるようで気になる。。転職を考えてもいいのかな。

「みんなはどんなきっかけで転職を決めたんだろう?」

本記事ではこんな疑問を解決します。
どうもこんにちは。HRです。

35歳をすぎて転職を決断し、SIerから社内SEへキャリアチェンジしました。

 

転職を考え始めた時期には「本当にいまの仕事をやめて良いんだろうか?」と悩んでしまいます。

でも誰でも悩むのは当たり前です。

仕事を変えるのは人生に大きく影響しますから。
ぼくも転職するときにはかなり悩みました。

 

そこで本記事では、ぼくが何を悩みどのように転職を決断したのかを書いていきます。

一般論で終わらないように、ぼくの経験談を多めに盛り込みました。

本記事を読めば、転職で悩んでいるのはあなただけではないと感じていただけるはず。

それではご覧ください。

 

ぼくが社内SEへ転職した理由は2つ

ぼくが転職を考えたきっかけは?『社内SEへのキャリアチェンジ』2

 

ぼくがSIerから社内SEへ転職した理由は次の2つです。

 

  • 残業を削減したい
  • 仕事内容を変えたい

 

 

それぞれ詳しく説明します。

 

子供が寝る前に家に帰れるように

SIer時代は長時間残業になりやすく、帰宅するのは深夜になることもしょっちゅうでした。

それは請負開発SEの仕事は複数案件を同時に進めることが多いこと、そして納期が厳しいことです。

 

発注元から受けた開発の仕事は納期が決められていて、こちらの都合で変更することはできません。

”案件が重なっている”という請負側の都合は、発注元には関係ありませんからね。
発注元は、キッチリ納期までに作ってくれればそれでいいわけです。

 

部署の売り上げを上げるためには、多くの案件をこなすことが必須です。

でも人件費を上げすぎると利益が減るため、開発要員を増やすことも出来ませんでした。

せめて家族で夕食をとれる時間に帰宅したい、といつも考えていました。

 

社内SEで落ち着いて開発に取り組みたい

転職先には、前職と同じSIerではなく社内SEをターゲットに転職活動を進めました。

社内SEを目指した理由の一つは、1つの環境で腰をすえて開発に取り組みたかったからです。

 

前職のSIer時代はいろんな企業の開発を請け負ったり、発注元企業へ常駐しての開発が日常でした。

そのため開発環境や必要なスキル、開発技術は案件によってバラバラ。

もちろん多くの案件に関わることで、いろんなスキルを経験できるのは大きなメリットです。

でもあまりにコロコロ案件が変わるため、

「このままずっといろんな開発をしていくのか、じっくり開発できる環境へうつりたい。」

と考えはじめました。

 

残業時間や仕事内容など、SIerの請負SEと社内SEの仕事内容の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。

社内SEへの転職を考えているなら、ぜひ読んでみてください。

 

転職理由:残業を減らしたいと考えたきっかけ

ぼくが転職を考えたきっかけは?『社内SEへのキャリアチェンジ』3

 

前章で説明したように、社内SEを転職を決めた理由の1つは残業を減らすことです。

とはいえ、何となく残業を減らしたいと考えるようになったわけではありません。

ぼくの場合、仕事で体調を崩すというハッキリしたきっかけがありました。

 

激務とストレスで体調をこわす

ぼくが残業削減を考えるようになった直接的な原因は、仕事で体調をくずしたことです。

仕事が忙しいときに体調をくずし家族にもとても心配をかけました。

 

当時のぼくは1月あたりの残業時間は100時間ほど。

複数の案件が同時進行している状態が何カ月も続き、ぼくは全ての案件をまとめるプロジェクトマネージャの立場でした。

すべての案件でタイトな納期が設定されていたので、毎月のように納期が迫る状態です。

このような状況が続き、ある時ダウンしてしまいました。

 

なかにはもっと残業時間が長くても大丈夫な人もいるでしょう。

でも、ストレスを感じるポイントや状況は人それぞれ全然ちがいます。

「自分の方がもっと残業している。それぐらいなら全然大丈夫。」という意見はナンセンスだと思います。

 

体調をくずした経験をきっかけに、

「今の仕事は体調をくずしてまで続ける仕事なのか?」

と、働き方や将来について真剣に悩むようになりました。

 

 

精神論を語る上司にあきらめる

仕事が忙しくなった時には、管理者がメンバーや仕事の割り振りを調整するのが基本的な対策です。

でも当時の上司は精神論しか言わず、対策が全然行われませんでした。

 

たとえば激務が続いていたときに、当然「何とかしてほしい」と上司に相談するわけです。

でも返ってくるのは決まって、

「本腰を入れてこの案件に取り組んでみろ。」

という謎の精神論だけ。

メンバー増員や負荷分散など具体的な対応はしてくれません。

 

結局は別の上司がカバーしてくれて、だんだんと忙しさは減っていきます。

それでも、たくさんの案件を受注して開発するビジネスモデルでは、またいつ同じ状態になってもおかしくないと学びました。

この例の前にも、周期的に激務になる時期が続いていたんです。

 

 

少し落ち着いた時期に将来に目を向ける

ぼくが働き方について考え始めたのは、体調を崩してすぐではなく忙しい時期がすぎて残業が減っていったころ。

というのも、激務の真っただ中では目の前の仕事を片付けることで精一杯で、とても他のことを考える余裕がなかったんです。

 

たとえば、うつ状態になった人の話では、忙しい時期には仕事しか見えずある日突然会社に行けなくなるパターンが多いと聞きます。

後から思えばこの時期のぼくも同じような状態だったんでしょう。

周りはあまり見えていませんでした。

 

幸いにも、うつ状態になる前に少し落ち着けたため、

「このまま今の会社で仕事を続けていいのか?」

とかなり悩みました。

自分や家族の将来を真剣に考えました。

 

そして最終的には今の会社では根本的に残業を減らせないと決断して、転職活動をスタートさせます。

 

転職活動のスタートは勢いで

ぼくが転職を考えたきっかけは?『社内SEへのキャリアチェンジ』4

 

ぼくは転職を決断してから、すぐに転職活動をスタートしたわけではありません。

ぼくが転職活動を実際にはじめたのは、ある難易度が高い仕事の受注がきっかけでした。

 

複数案件でまたもや残業が多い状況に

体調を崩した後はしばらく落ち着いていたんですが、ある高難易度の仕事が入ったことでまた忙しい状況になりました。

くり返しになりますが、部署の売り上げを増やすためにはたくさんの開発案件をこなす必要があります。

会社は利益を上げないと社員を雇えません。

 

もちろん部署を異動するという選択肢も考えました。

でも当時はどの部署も同じような状況で、残業が減るとは思えませんでした。

 

ふたたび残業が増えてきた状況で、転職活動のきっかけになった難しい仕事が入ります。

 

 

難易度の高い案件が突然舞い込む

複数案件で忙しい状況の中、難易度の高い提案案件が突然舞い込んだことで、ぼくは転職活動のスタートを決断しました。

急に舞い込んだ難易度の高い提案案件でまた残業が増えると思うと、自分の中でスイッチが入ったんです。

 

案件が重なり忙しくなるというくり返しがいつまで続くのか、と会社のトイレで一人悩んでいました。

今のビジネスモデルが続く限り環境を変えないとダメだと考え、帰宅後には即行動に移ります。

ここからの動きは早かったですね。

 

エンジニア専門のIT転職エージェントへすぐに登録し、エージェント担当者との面談まで1カ月以内にすませました。

急いだとはいえ、転職エージェントは適当に選んだわけではありません。

※ぼくが使ったIT転職エージェントと選んだ理由は、こちらの記事で詳しく解説しています。

 

もちろん会社のトイレで悩んたその日に、妻へも転職したいと話をしました。

転職で悩んだ時に相談すべき相手はこちらの記事を参考にしてください。

 

 

転職しても良いのか?と悩むワケ

ぼくが転職を考えたきっかけは?『社内SEへのキャリアチェンジ』5

 

本記事を読んでいただいているあなたも、転職するか相当悩んでいるのではないでしょうか。

ぼくも転職を決めるまでにかなり悩みました。

 

では転職したいと考えてもすぐに決断できない理由は何でしょう?

ぼくは「転職が逃げじゃないか?」と考えることが大きな理由の一つだと思います。

 

「ここで通用しなければどこでも通用しない」のウソ

転職を上司に切り出した時によく聞く話で、

「この会社で通用しなければどこでも通用しない。」

という言葉がありますよね。

でも、この言葉は気にしなくてOKです。

なぜなら、”どこに行っても通用しない”と言っている上司は自分の会社以外を知らないからです。

 

中途で入社した上司は、まずそんなことは言いません。

仮に言ったとしても、あなたが転職したときはどうだったんですか?というだけのことです。

 

逃げるという言葉には、どうしても良くないイメージを持ってしまいますよね。

そのため今の環境から逃げる=悪と結びついてしまいます。

今の環境から逃げるのではなく、今の環境を変えると考えましょう。

 

逃げかどうかを判断する基準は?

とはいえ、少しキツイからと逃げているばかりでは、すぐに転職をくり返してしまう悪循環になる危険もあります。

逃げかどうかを判断するときは、「自分の努力で変えられることか」を基準に考えましょう。

 

たとえば、ぼくの転職理由は仕事内容を変えて残業を減らすことでした。

残業を減らすには、転職をではなくても部署異動などでも不可能ではありません。

 

ただ部署を変えても会社自体のビジネスモデルが同じである以上、個人の頑張りではどうしようもないと判断しました。

また、1つの環境で落ち着いて開発したいという希望も、会社のビジネスモデル的に個人の努力では実現できません。

自分の努力でどうにもならない環境でムリに頑張っても消耗していくだけです。

 

家族がいれば収入も減らせない

家族がいる方であれば、ますます簡単に転職は決断できませんよね。

仕事が変わるということは収入も変わり、家庭に大きな影響が出るからです。

 

収入の最低ラインは確保した転職を

転職先を決める上で収入はとても重要な条件です。

収入も含めて、あなたが転職に求める最低条件を決めてから転職活動をスタートさせましょう。

条件があやふやだと転職に失敗する可能性が高くなります。

 

ぼくは家庭を支えるための最低限の収入額を転職の条件に加えました。

とはいえ、自分だけで希望年収を決めたわけではありません。

転職エージェント担当者との面談や電話で求人企業の具体的な年収を教えてもらって、最終的に社内SEとして現実的な年収の最低ラインを設定しました。

 

年収以外にも、エージェント担当者からはキャリアや地域のIT業界の現状など、求人情報だけでは分からないいろんな話を聞けました。

効率的に転職活動を進めるためにかしこく利用しましょう。

 

まとめ:最後は自分の覚悟

本記事で書いたように、ぼくが転職活動をスタートしたきっかけは体調を崩したことです。

家族もいて迷惑もかかる、

年収も下がるかもしれない、

そんな悩みを抱えながら転職しましたが結果的に満足しています。

 

結局は覚悟をもって行動に移せるかどうか、それが大事だと思っています。

行動しないと現状は何も変わりません。

悩みぬいて決断したのなら、まずはスタートラインに立ちましょう。

 

本記事があなたの転職活動のサポートになれば幸いです。

それでは。

 

コメントを残す

関連キーワード
おすすめの記事