「自分で転職活動をすればエージェントはいらないんじゃないの。何がそんなにいいの?」
忙しい社会人エンジニアが転職活動を進めるためには、効率的に動かなくてはいけません。
では効率的に活動するために具体的に何をすればよいのか。
ぼくが行った方法は「転職エージェントを使うこと」です。
ぼくが転職活動していた時期は、いろんなことが重なりとにかく多忙でした。
転職先として社内SE以外にも別業界も受験していました。
そして家族や地域のイベントも待ってはくれません。
また趣味のバンド活動もライブが続き手を抜けません。
そんなカオスな状況を切り抜けて無事に転職を成功できたのは、転職エージェントを最大限に活用したおかげ。
そこで本記事では、エンジニアが転職エージェントを使うべき理由を実体験をもとに解説します。
これから転職を考えている忙しいエンジニアの手助けになれば幸いです。
それではご覧ください。
タップできる目次
転職エージェントは何をしてくれる?
エンジニアが転職エージェントを使うべき理由を説明するために、まずは転職エージェントとは何なのか?を見ていきましょう。
転職エージェントとは、一言でいうなら「転職希望者と企業のマッチングをしてくれるサービス」です。
転職エージェントは転職希望者と企業の架け橋
転職エージェントは、企業が求めている条件と転職希望者が望む条件に合う組み合わせを探し、転職活動を総合的にサポートしてくれます。
そこまで出来るのは、転職エージェントが企業から採用条件を直接ヒアリングし保持しているからです。
また、過去にエージェントサービスを利用した転職者から入手した転職先情報も持っているため、企業・転職者両方の情報から最適な求人をマッチングしてくれます。
例えば、転職希望者がエージェントに登録したら、まずエージェント担当者と面談や電話で条件を細かくヒアリングしてからサポートをスタートしてくれました。
専属のエージェント担当者が転職開始~転職完了まで付きっきりでサポートしてくれます。
忙しい転職活動中に相談できる相手がいるのは、思った以上に安心感がありました。
転職エージェントがサポートしてくれること
転職エージェントは、転職活動に必要な作業全てをサポートしてくれます。
ぼくが転職エージェントを利用したときにも、転職完了までのロードマップを示してくれたのでとても助かりました。
ぼくが実際にエージェントにサポートしてもらった内容はこちら。
- こちらの希望にあった企業をピックアップしてくれる
- 履歴書・業務経歴書の添削、アドバイスをしてくれる
- 企業の年収や残業時間、業務内容の実態を教えれくれる
- 企業側との調整や交渉を代わりに行ってくれる
- 面談のアドバイスや練習をしてくれる
- 退職交渉のアドバイスをしてくれる
当然ですが、新卒就活で大学の就活支援部門が行ってくれるようなサポートはカバーされています。
ただし大学では企業の年収や残業時間の実態は把握できていませんので、新卒での就活以上のサポート以上と言えるでしょう。
そして転職活動ならではのサービス内容が退職交渉のアドバイス。
人手不足の時代、せっかく転職先の企業に内定をもらっても、いまの企業がなかなか退職させてくれないことも少なくありません。
転職エージェントは、退職交渉や手続きのアドバイスなど採用後から実際に入社するまでフォローしてくれるので、退職もスムーズに進められます。
転職希望者はお金はいらない
「転職エージェントの利用には利用料が必要なのでは?」
そう思われている方も多いかもしれません。
でも転職希望者が転職エージェントを利用する場合、料金は一切発生しません。
それは求人を出す企業が転職エージェントにお金を払う仕組みだからです。
転職エージェンは、登録した企業に求職者が入社した時点で企業が転職エージェントに成功報酬を支払うビジネスモデルです。
実際にぼくが転職エージェントを使った時も、利用料は全く払いませんでした。
転職活動者はお金がかからず企業側も成功報酬制のため、どちら側も低リスクで利用できるサービスと言えます。
複数のエージェントを利用すべき?
ここまでは転職エージェントとは何か、どんな仕組みかを見てきました。
ここからはエンジニアが転職エージェントを利用すべき理由を説明します。
ぼくが実際に転職エージェントを使って分かった内容なので、同じ状況にいるエンジニアのお役に立てるはず。
忙しいエンジニアの転職活動には必須
転職エージェントを使うことで、転職活動にかける時間を大きく減らせます。
なぜなら、あなたが会社で働いている時間でもエージェント担当者が求人情報を探してくれるからです。
例えば、新卒採用やアルバイトの求人でも、サイトやアルバイト誌から自分に合った求人を探すのにとても時間がかかった経験はありませんか?
いろいろな条件が書かれていて「どこが合っているかな?」と探しているだけでも、あっという間に時間がすぎてしまいます。
エンジニアは残業や休日出勤も多く、貴重なプライベート時間が転職活動だけで過ぎてしまうのはさけたいところです。
このように、ぼくが転職エージェントを使って一番良いと感じた点は「時間を効率的に使える」ことでした。
普段の仕事と同じで、利用できるサービスはかしこく利用して効率よく転職活動を進めていきましょう。
エージェントでしか出会えない企業も
一般的な転職サイトや求人情報には掲載されていない企業でも、エージェントを使えば探すことができます。
それは転職エージェントが保持している情報の多くが非公開求人だからです。
非公開求人とは、一般に公開されず転職エージェントに登録しないと見れない求人情報のこと。
ぼくも、今まで知らなかった企業の求人情報を登録エージェントからバンバン受け取れました。
条件に合った非公開求人をたくさんピックアップしてくれるため、いろんな企業を比較検討できます。
エージェントによっても特色が違う
転職活動では複数の転職エージェントを利用することをおススメします。
なぜなら転職エージェントごとに得意な分野、求人情報の種類が違うためです。
例えば、業界最大手のリクルートエージェントは社内SEやソフトウェア開発企業まで幅広い種類と求人数の多さが特徴。
またレバレジーズテックはIT・Web系エンジニア・クリエイターに強いエージェントです。
上記2つのエージェントは、ぼくも実際に登録して求人内容の違いを肌で感じました。
もちろん利用エージェント数が多すぎても管理しきれなくなり逆効果です。
多くても3つ程度を利用すると良いでしょう。
こちらの記事では、ぼくが実際に転職活動で利用した転職エージェントを紹介していますのでご覧ください。
地方ならエージェントのメリット大
東京や大阪などの大都市に比べると地方は企業の数がちがうため、求人数が少ないのは仕方がありません。
そんな地方在住の方こそ、転職エージェントを使うべきと考えます。
ちなみにぼくも地方在住で転職エージェントを使って転職できました。
地域特有の業界動向を知れる
転職エージェントを利用すると、あなたが転職を希望する地域のIT業界の動向を知ることができます。
エージェントの担当者は、担当エリアの会社でどんなプロジェクトが動いているかを把握しています。
例えば、ぼくの転職活動中も「○○社で大きなWeb開発案件がスタートし、JavaやPHPエンジニアが集まっている。そのため地域全体でWeb系エンジニアが不足気味。」など、具体的な事例を教えてくれました。
もちろん転職エージェントを使わなくても、同じIT業界で働いていれば多少の業界情報は入ってきます。
でも転職専門のサービスを展開し常にいろんな会社とコンタクトを取っている転職エージェントとは、情報の鮮度と量が違うと感じました。
都市部に比べて求人数が少ない地方では、業界動向を知りムダなくターゲットをしぼることも重要です。
地域に特化した求人も
転職エージェントはその地域に強いジャンルも紹介してくれます。
大都市とは違い、地方ではその地域特有のジャンルが存在することも少なくありません。
例えば半導体、自動車などの大企業が存在する地域では関連する業種が集まってきます。
エージェントの中には地域に強い、特化型のサービスも存在します。
自分で情報収集するだけでなく、エージェントを上手に使って効率的に情報を集めましょう。
まとめ:エージェントで効率化を
転職エージェントを使うべきと考える最大の理由は、効率的に企業情報を収集し転職活動を進められること。
家庭持ちの社会人は、普段の仕事や家庭の予定などただでさえ忙しいもの。
ぼくも転職活動をしたときに使ったエネルギーは相当なものでした。
とはいえ、個人的なコネがある・自分で十分情報収集できる、といったエンジニアであれば転職エージェントはいりません。
ただ、ぼくのようにコネがないエンジニアにとっては転職エージェントは有効な方法です。
転職エージェントは無料で利用できますので、使えるサービスを上手に活用して転職活動を成功させてください。
本記事が転職のサポートになれば幸いです。
それでは。